日本科学未来館の、常設展示ゾーン「未来をつくる」にある ギャラリー「零壱庵(ゼロイチアン)」で公開が始まったこの企画。
言わずもがな山城祥二氏(芸能山城組主宰)による音楽の世界なんですが、 山城氏は自然科学者として研究を行いながら、世界の様々な場所で 録音してきた民族的な音や声を『AKIRA』の映画音楽として昇華しました。
金田のバイクが初めて登場する場面や、ジョーカーが登場するあの場面の サウンドを、実際の映画の映像を観ながら細かく説明してくれるので、 作り手の意図を深く理解する事が出来ます。
勿論全て素晴らしいのですが、金田のバイクの音を日本で昭和初期に生産 されていた大型バイク”陸王”から使用していたのは、かなり粋だと思いました。
『AKIRA』は当時で言えば未来の話なんですが、敢えて昔のバイクから音を 持ってくる発想が本当に素晴らしすぎます。
日本科学未来館の、常設展示「『AKIRA』の音 不朽のアニメ映画を彩る 未知のサウンド」、タイミングがございましたら是非体感をオススメします!
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