1996年イギリスのネブワースで開催され、2⽇間で25万⼈を動員したオアシスの伝説的なライブを軸にしたミュージック・ドキュメンタリー映画。
ライブ映像だけで構成されているわけではなく、"トレインスポッティング"を観ているかのような、90年代のイギリスの若者達の雰囲気を知ることが出来るとても貴重な作品です。
製作総指揮にリアム・ギャラガーさん、ノエル・ギャラガーさんが名を連ねておりまして、この映画...控えめに⾔ってもクッソ最⾼でした。基本的に全て当時の映像を元に構成されていて、ライブそのものよりも、インターネットや勿論スマホなど存在しない時代のイギリスの⾳楽ヘッズ達が、チケット争奪に奔⾛する姿や、250万⼈の申し込みから幸運にもチケット(ウィリー・ウォンカのゴールデンチケットと表現されていた)を⼿にできたファン達の証⾔、バスや電⾞を乗り継ぎ遠⽅から会場に向かう⾏程の雰囲気、会場内でのファン達への様々なインタビューなど観客側からの⽬線が中⼼となった素晴らしい内容!
(若者達のファッションや髪型を観ているだけでも楽しい)
印象に残った証⾔は『まだスマホなんてない時代、私たち観客は歌いたいから歌った、
その場に居ることをSNSで誰かに知らせるためではなくね』という部分です。
やはりライブを感じるというのはこうあって欲しいなと。
また、1996年当時まだそこまで⼤きな⼈気を獲得していなかったプロディジーが前座として登場した際に、12万⼈の観客の度肝を抜いたというヘッズ達の証⾔も貴重です。その後1997年に『FAT OF THE LAND(蟹のジャケ)』で世界中に衝撃を与えたのは⾔わずもがな。
現在劇場で限定公開中の本作!
超超超超超ッオススメです!!!!
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