話題の本作を遅ればせながら鑑賞。で、評判通りとても⾯⽩かった。
天⽂学者ランドール・ミンディ博⼠とその教え⼦、院⽣ケイトが天体を観測中に発⾒した彗星が
地球に向かっていることを察知するところから話が始まるのですが、そのケイトが1⼈で観測中に
聴いているのが、"Wu-Tang Clan / Wu-Tang Clan Ain't Nuthin' Ta Fuck Wit”。
しかもラップをガンガン⼝ずさんでいて、ヘッズはいきなりロックされるハズです(笑)。
その後の劇中では特にカルチャー的な側⾯が⼤きく出てくる映画ではないのですが、
冒頭ケイトがゴミ箱に向かって嘔吐している場⾯がフリーズして、
タイトルが表⽰されるなど全体の作りがとてもお洒落です。
端的に書くと『半年後、地球にデッカい彗星がぶつかって⼈類滅亡しちゃうかもだけど、
皆どうする?』という内容なんですが、シリアスな描写は余りなくて常に笑えちゃいます。
人間の強欲さとか、正常性バイアスとか、有名⼈の惚れた腫れたのどうでもよさとか、
政治のくだらない部分とか、極端に描いていて最後にはしっかり教訓を伝えてくれる
良い映画でした。⼤オチも僕は好きです。
あと本作では後半のチョイ役ですがティモシー・シャラメ君良い。
彼は間違いなく2020年代の映画界の宝です。
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